2016年10月24日月曜日

地域創造論2016年度 第04回「経済的視点で地域を捉える」

 本日1024日(月)は第4回の地域創造論で、国際社会科学研究院の氏川恵次先生から経済的視点で地域を捉える方法について講義がありました。

 経済的視点を加味して、地域創造(地域創生)を行うためには、生産・販売、分配(家計・企業)、支出(消費・投資)からなる地域経済循環構造の現状を把握する必要があり、その分析は一般的にその循環の中でどの時点で所得の流入・流出があるのかを把握することによって行うということを紹介して頂きました。


 後半は、その分析を行うための便利なツールとして内閣府が提供する地域経済分析システム(RESAS)の簡単な使い方を実際に学生が使いながら教えて頂きました。





今回は以上となります。次回は再来週117日(月)で、グループワークを行います。

2016年10月18日火曜日

地域創造論2016年度 第03回「政策形成の基礎 〜政策科学的アプローチから〜」

 10月17日(月)は第三回目の地域創造論で、国際社会科学研究院の小池治先生から「政策形成の基礎 〜政策科学的アプローチから〜」というテーマで講義がありました。


 今回は政策形成の基礎講座ということで、まず公共政策の体系や政策形成のプロセスについてご説明いただきました。その上で、「不登校児童」の問題をケーススタディとして「ロジックマップ」や「ロジックモデル」を用いた政策提案の作り方についてご紹介いただきました。



 具体的には、公共政策は社会に無数にある問題から取り組むべき課題を設定し、世論も含め社会的合意を確保しながら実行する必要があり、高度な専門知識と社会全体に配慮した総合的な視点を必要とすることや、実際には政策規模によって科学者、官僚、政治家、市民など多様なステークホルダーが関与しガバナンスされていることなど教えていただきました。



 この授業の最終提案では政府を何に設定し、地域や関係者などに関してどれほどの規模で行う政策なのか、ロジックマップで問題を整理する中で明確にしておくことが現実的な提案を考える上で重要であることを教えていただきました。

 今回は以上となります。次回は10月24日(月)に国際社会科学研究院の氏川恵次先生より、「神奈川県西地域のまちづくり」とういうテーマで神奈川県西での取り組み例をもとに、地域エネルギー・生産・消費の将来ビジョンと課題についてお話ししていただきます。

2016年10月11日火曜日

地域創造論2016年度 第02回「神奈川県内の地域課題解決に向けた活動事例+グループ分け」

本日1011日(火)、地域創造論の第二回の講義が行われました。

前半50分で高見沢先生から三浦半島を対象とした学民連携事業の取り組みについて、志村先生から昨年度実施された「箱根町リスク共生ツーリズムコンテスト」の優秀案について紹介して頂き、この授業で取り組むグループワークのイメージを共有しました。


後半の40分で受講生に興味や専門分野を書き出してもらいグループ決めを行いました。「エリアマネジメント」、「観光」、「若者自立支援」、「多文化共生・交流」の4つのグループに大別され、今後はこのグループで提案を行います。







本日は以上となります。次回は1017日(月)に国際社会科学研究院の小池治先生より、グルプワークに向けた政策形成のための基礎について指導していただきます。

2016年10月3日月曜日

地域創造論2016年度 第01回「イントロダクション:地域創造論の構成と本講義の内容・目標」

 本年度も横浜国立大学大学院では104日よりグローバルスタジオにて地域創造論が開講しました。本年度で5回目の授業となります。
 この授業では、複雑な地域課題を複数の専門領域から統合的に解決しようと試みています。
前半の日程では、各研究院の教員より各専門の観点から地域課題の捉え方について解説を受けます。後半の日程では、異なる専門の受講生同士でグループワークを行い、具体的な対象地の課題を解決するための提案を考えます。
 授業のテーマは昨年度から3年計画で進められている「ローカルからの発想が日本を変える、世界を変える。」です。地域に根ざしながらも地域を変え、その変化が日本、さらには世界を変えるような可能性を追求するというものです。
 本日の講義はオリエンテーションとして、高見沢先生から授業の趣旨や地域創造論の捉え方、昨年度までの成果などについてお話がありました。
 
 次回は、1011日(火)で,高見沢先生、志村先生、池島先生から、神奈川県内の地域課題とそのSolutionに向けた活動事例の話題提供後に、グループ決めをするという流れになります。


齊藤