10月17日(月)は第三回目の地域創造論で、国際社会科学研究院の小池治先生から「政策形成の基礎 〜政策科学的アプローチから〜」というテーマで講義がありました。
今回は政策形成の基礎講座ということで、まず公共政策の体系や政策形成のプロセスについてご説明いただきました。その上で、「不登校児童」の問題をケーススタディとして「ロジックマップ」や「ロジックモデル」を用いた政策提案の作り方についてご紹介いただきました。
具体的には、公共政策は社会に無数にある問題から取り組むべき課題を設定し、世論も含め社会的合意を確保しながら実行する必要があり、高度な専門知識と社会全体に配慮した総合的な視点を必要とすることや、実際には政策規模によって科学者、官僚、政治家、市民など多様なステークホルダーが関与しガバナンスされていることなど教えていただきました。
この授業の最終提案では政府を何に設定し、地域や関係者などに関してどれほどの規模で行う政策なのか、ロジックマップで問題を整理する中で明確にしておくことが現実的な提案を考える上で重要であることを教えていただきました。
今回は以上となります。次回は10月24日(月)に国際社会科学研究院の氏川恵次先生より、「神奈川県西地域のまちづくり」とういうテーマで神奈川県西での取り組み例をもとに、地域エネルギー・生産・消費の将来ビジョンと課題についてお話ししていただきます。
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