2017年11月7日火曜日

2017.11.06

講師:
高見沢 実  地域実践教育研究センター センター長, 都市イノベーション研究院 教授

「大学と地域連携」


 例えばサンフランシスコのシリコンバレーでは、大学が持つ研究機能と地域にある企業が連携して、世界的なイノベーションを起こしている。その結果、サンフランシスコはアメリカにおける「創造都市度」ランキングにおいても第2位の位置づけとなっている。そして、そのような地域には、クリエイティブな職能・働き方・環境を求めてクリエイティブな人材が集まる傾向があり、住みたい都市としても人気がある。

 サンフランシスコがもつ都市圏も、神奈川県も、およそ同じ程のスケール・大きさであり、神奈川県内には本学だけでなく沢山の大学がある条件を踏まえれば、大学と地域が連携したイノベーションができるのではないか !?


 そのような考察とビジョンが、これまでに高見澤先生が携わってきた本学における地域実践センターの副専攻プログラム「地域交流科目」や「地域創造科目」をはじめ、都市イノベーション学府、そして都市科学部の設置の根底に反映されていることも感じられた。

 「大学と地域が連携することによる効果は、経済的な指標だけではなく、他の指標による効果も考えられるのではないか。」と講義後に おっしゃっていたことが印象的であった。

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