皆様こんばんは。
本日は【地産地消型エネルギー 現状と課題】
と題しまして、
横浜国立大学大学院
国際社会科学研究院・経営学部
大森 明 先生に講義をしていただきました。
エネルギーの割合に関して今は、
・石油から作られるエネルギーは減少傾向、
・天然ガスは増加傾向。
となっています。
コストの壁やエネルギー入手のしやすさの面も大きく、
そのような世界の動向になっていると思われますが、
地域のエネルギーを地域のもの(入手しやすく移動にエネルギーを使わない)で、
しかも、環境になるべく負荷がかからず、コストも低く供給できれば、
それに越したことはないでしょう。
今日はその一例として、
スウェーデン・ベクショー市における化石燃料フリーエネルギーの事例を
紹介していただきました。
ベクショー市での特徴として、
木質バイオマス燃料による地域エネルギー供給を行ったことが挙げられます。
もともとベクショー市では家具作りが盛んで、森林があります。
その製材所で出る木質は、廃材として処分されていました。
また、地域のエネルギー需要として、暖房の需要が多くありました。
そこで、その捨てられていた資源を使って、
地域暖房をする施設を作ったのです。
これにより、域内の8割の暖房をまかない、域内の25%~30%の電力もまかないました。
○成功要因としては
・原料の安定供給(そこにいつもある捨てられていた資源があった。)
・地域暖房の負荷が高い地域でちょうど捨てられている資源が使えた。
(地域のエネルギー資源と活用されていなかった資源がマッチした。)
が大きく上げられると思います。
ここから学べることとして、
・その地域にある捨てられてしまっているもの、
使われていないもの、問題だと思われているもの、
気付かれていないものなどが逆に使えないか考える。
・地域のことについて知る。
といった点をうまくあてはめてあげることが大事なのではないかと思います。
また、学生からの質問に答える中で、日本はエネルギーを電気に依存しているかも。
という考えも出てきて、エネルギー作り方、使用方法に他のアプローチはないのか、
電力以外のものでできないか、という考え方もありなのではないかとも思いました。
ご覧いただきどうもありがとうございました。
岩﨑 俊貴
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