2017年10月30日月曜日

2017.10.30

講師:
国際社会科学研究院 小池治 教授

政策形成の基礎 ~政策科学的アプローチから~



公共政策というのは、科学者、技術者、NPOなど高度な専門知識と社会において実践的に活動するアクターの視点など、総合的かつ公共的な視点が必要とされていますし、科学的なデータと分析のもとで、総合的な観点から政策を形成する必要があります。
今回の講義では、これまでにも30年間にわたり、行政の方にもレクチャーしてきた「政策科学的アプローチによる政策形成の基礎」に関する方法論を教えていただきました。

政策案の作成においては、下記のようなスキームで検討していきます。
①目標を設定すること
②目標を達成するためのプログラムを考えること
③新しい発想で事業をデザインすること
④効果的な手法・手段を検討すること
⑤利用可能な「資源」を検討すること
⑥スキーム(実施の仕組み)を考える
⑦目標達成までのロジックモデルを作成すること

この中で、ロジックマップは、ある課題に対して問題や原因を探っていくためにポストイットに書き出していき、その因果関係をつなげてマップを作成していくものです。

そして、ロジック・モデルは課題に対するインプットとアウトプットを設定すること、そして短期・中期・長期のアウトカムを積み上げて計画することで、誰にでもわかりやすい論理的な構成が必要です。
以上のような内容を政策の企画書として提出することが必要とされています。

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