2017年11月27日月曜日

2017.11.27

講師:
国際社会科学研究院・成長戦略研究センター 
梅野匤俊 客員教授

【地域と地域の関係  -  現在・今後  - 】


東京の一極型で人口集中や交通網の構築があるなかで、今後の地方(地域)は各町の特徴を十分に発揮していく必要がある。地方(地域)と地方(地域の)の間をつなぐ好事例として、飛行機による交通網としてFDA(フジ・ドリームエアラインズ)は、地方から地方への工場誘致、市場開拓、観光等を促す特異なインフラとなっている。また、市場を日本国内の大都市に依存するのではなく、地方から近隣のアジア各都市に設定し開拓した方が距離的に近い場所もある。

次に、これからの働き方や場の活かし方について考えてみると、ドラッカーが言う「パラレル・キャリア」として第2の人生、第2の仕事を考えていくことも有効的で、その場合は若い時からパラレルキャリアを意識して活動していき、自らをマネジメントすることが大切だ。

また、オーデンバーグによる「サード・プレイス」を参考しながら、現代における第3の場の力や活動の仕方について考えると、パラレル・キャリアに掛け合わせて「Dual Space(2つの場所)」を持って活動することも言いだろう。

<都市と地方>あるいは<地域と地域>をまたぎながら活動することで、異なる環境、異なる人々の中でで活動することで、仕事や生活の幅に大きな拡がりが生まれる。そして、そのような働き方によっては、東京一極型を打破し、地方にまで経済効果を波及させることができる一策となるであろう。


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